「フレンズ 帰国生 母の会」教育情報

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カテゴリ: 小中高

 中央教育審議会教育課程部会は2020年度から導入される学習指導要領に子供たちの「ねばり強さ」と「学習法改善の姿勢」を基に、「主体的に学習に取り組む態度」を評価することを決めた。
学習状況を「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体的に学習を取り組む態度」の3観点の評価に改める。
ノートや提出物、授業中の発言内容、児童生徒の自己評価などを判断材料とし、具体的方法は来年度以降に公表する。

文部科学省の諮問機関「中央教育審議会」は2020年度以降の小中高校の学習指導要領の基本方針を答申した。
[小中高校に共通]
 ・「どう学ぶ」「何ができるようになるか」を重視
 ・問題解決や対話を通じて主体的に学ぶアクティブ・ラーニングを導入
 ・各科目の中でプログラミング教育を実施
[小学校]
 ・小3と小4で「外国語活動」、英語に親しむ
 ・小5と小6で「英語」を正式教科に
 ・授業時間が6年間で140時間増
[中学]
 ・授業時間数や科目編成は変わらない
[高校]
 ・地歴を再編。「歴史総合」「地理総合」を新設
 ・新科目「公共」で主権者意識を育む
 ・「理数探究」を新たに選択科目として加える

同省は16年度中に小学校の時間割モデルや小3~小6の年間指導計画の素案を公開する方針。
17年度には教材や教育向けの指導書などを示し、教員研修も進める。

教育再生実行会議は発達障がいや不登校などの課題解決や特に優れた能力を伸ばす施策について以下のように提言した。
<発達障がいなど>
・乳幼児から小中高まで、障がいの個別支援情報を引き継ぐ仕組みを構築
・教員養成で特別支援教育の科目を必修化
<不登校>
・全公立小中学校にスクールカウンセラーを配置
・不登校特例校の設置を促進
<英才教育>
・突出した能力のある小中学生対象の新たな教育プログラムを創設
<教育機会>
・給付型奨学金を検討

総務省は2020年までに、全国すべての小中高校に無線LAN「WiーFi」を導入する方針を決めた。
「デジタル教科書」の普及に向け、導入が必要とされる無線LANの導入費用の半分を補助する。各教室のほか職員室や体育館にもルーターを設置し、災害時には避難者に解放し情報収集ができるようにする。

東京都教育委員会は子供たちが英語を体験できる「英語村」を2018年9月末までに江東区青梅「タイム24ビル」に開設する。
小学5年生から高校3年生を対象に、英語しか使えない日常生活を疑似体験する。プログラムは通所コースと宿泊コースを設ける。
1度に600~800人が利用できる規模となる。

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