11月1日、記述式と並ぶ共通テストの柱だった英語民間試験の活用の見送りに続き、11月17日、荻生田光一文部科学相は国語と数学の記述式問題について「採点ミスを完全になくすには限界がある」と導入を見送ると発表した。
課題の解消が可能かどうかを文部科学省が大学入試センターとともに検討したものの、見直しが困難であることを理由に期限を示さなかった。ただ、「記述式問題が果たす役割は大きい」と述べ、各大学の個別入試で積極的な活用を呼びかける考えを示した。
これにより、現行の大学入試センター試験と同様に、マークシートの選択式試験だけが実施されることになる。(2019年12月18日)