「フレンズ 帰国生 母の会」教育情報

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カテゴリ: 高校・大学

 11月1日、記述式と並ぶ共通テストの柱だった英語民間試験の活用の見送りに続き、11月17日、荻生田光一文部科学相は国語と数学の記述式問題について「採点ミスを完全になくすには限界がある」と導入を見送ると発表した。

 
 課題の解消が可能かどうかを文部科学省が大学入試センターとともに検討したものの見直しが困難であることを理由に期限を示さなかった。ただ、「記述式問題が果たす役割は大きい」と述べ、各大学の個別入試で積極的な活用を呼びかける考えを示した。
 

 これにより、現行の大学入試センター試験と同様に、マークシートの選択式試験だけが実施されることになる。(2019年12月18日)


文部科学省は、2020年度に始まる大学入学共通テストの受験料を現在の大学入試センター試験と同額の1万8000円(3教科以上)、1万2000円(2教科以下)に据え置く方針を固めた。

共通テストでは国語と数学への記述式問題導入に伴い、採点を民間企業に委託する。また英語民間試験の活用も始まり、試験成績を集約し志願先の大学に通知する仕組みが必要となる。そのため試験の運営費はセンター試験に比べて増加すると見込まれる一方で、受験生が2回まで受ける英語民間試験の費用を1回5800~約2万5000円負担することになるため、受験生の負担金額増加を避けるため受験料の値上げを見送った。(2019年8月)

大学入試センター試験に代わって2020年度に始まる「大学入試共通テスト」で、文部科学省は2024年度から「情報Ⅰ」を受験科目として実施する検討を始めた。

 

「情報Ⅰ」とは2022年度から実施される高校の必修科目で、原則として1年生でプログラミングや情報セキュリティーの基礎を学ぶ。共通テストの「情報Ⅰ」では、CBT方式と呼ばれる、受験生が1台ずつパソコンやタブレットを使い、画面上で解答する。

大学入試センターでは、毎年1月の共通テストの日程とは別に、コンピューター機器や試験会場を確保しやすいようにテスト日程を複数回設けられないか検討する。(2019年5月)

中央教育審議会の初等中等教育分科会は高校2年修了時から大学に飛び入学した高校生に対し、大学で16単位以上修得し、文部科学相に「高校卒業程度特別認定者(仮称)」の申請を行えば、高校卒業資格を与える制度を導入する案をまとめた。これまで大学を中退すると中卒扱いとなっていたが、文部科学省は省令を改正し、早ければ2015年から実施する。

来春から社会人や高校生らを対象にした「大規模公開オンライン講座(MOOC)」を実施する。東京大、京都大、早稲田大、慶応大など13校の授業(歴史学、統計学、サブカルチャー論、外国人学生向け日本語講座など計13科目)をインターネットで無料配信する予定。基本的に授業は英語で行われる。

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