文部科学省は、2020年度に始まる大学入学共通テストの受験料を現在の大学入試センター試験と同額の1万8000円(3教科以上)、1万2000円(2教科以下)に据え置く方針を固めた。

共通テストでは国語と数学への記述式問題導入に伴い、採点を民間企業に委託する。また英語民間試験の活用も始まり、試験成績を集約し志願先の大学に通知する仕組みが必要となる。そのため試験の運営費はセンター試験に比べて増加すると見込まれる一方で、受験生が2回まで受ける英語民間試験の費用を1回5800~約2万5000円負担することになるため、受験生の負担金額増加を避けるため受験料の値上げを見送った。(2019年8月)