「フレンズ 帰国生 母の会」教育情報

新聞や官公庁出版物で発表された教育情報を国内外の方に発信します。

2012年01月

東京大学は、秋入学へ全面移行するとした素案を正式に発表し、今後1~2年で最終決定し、3年程度の告知期間を経て5年前後で秋入学を実現するとした。4月には他の11大学(北海道、東北、筑波、東京工業、一橋、名古屋、京都、大阪、九州、早稲田、慶應義塾)との協議の場を立ち上げ、高校卒業から入学までの約半年間(ギャップターム)に、海外留学やボランティアなど、どのようなプログラムを用意できるかなどについて意見を出し合う。
経済界などとは、卒業も秋になった場合を想定し、就職・採用や公務員試験の時期の問題で協力をとりつけたいとしている。

都教育委員会は、都立中高一貫校10校の2012年度入学希望者の一般枠の倍率は平均7.09倍(2011年度7.46倍)であることを発表した。最高は大泉高校付属(練馬区)の8.05倍(同9.07倍)だった。

平成20年3月改訂の中学校学習指導要領に、第1・2学年の保健体育で武道が必修になることが明記され、平成24年度から完全実施されることになった。
武道として、柔道・剣道・相撲のほか、地域や学校の実施に応じてなぎなた・合気道などの武道についても履修させることができるとしている。
この改訂により、男女共にすべての中学生が第1・2学年において武道を学ぶことになり、第3学年は引き続き選択となる。

高校を中退した後に同じ学校や別の高校に入りなおす人が2003年度から減り続けていたが、高校無償化の始まった2010年度は前年度に比べて13%増えた。
さらに「世帯年収が250万円程度以下」の私立高校生に、全額免除相当の補助を出している自治体が2011年度は43道府県に広がった。
長引く不況で「学び直し」の機会が阻まれてきていたが、高校無償化が始まり政策の効果が出ていると推察される。

都中学校長会は進学志望調査の結果を発表し、全日制高校志望者69,254人のうち、都立高校志望者は77.49%(前年比0.47ポイント増)で、53,665人で、5年連続で上昇した。学科別志望倍率は、普通科男子が1.32倍(同0.04ポイント減)、女子1.44倍(同0.01ポイント減)。倍率が最も高かったのは、普通科男子で戸山2.36倍、女子は三田2.50倍。専門学科では工芸(デザイン)が2.43倍だった。

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