都教育委員会は25日、2012年度から全都立高校で日本史を必修科目とすることを決めた。独自の日本史科目「江戸から東京へ(仮称)」も策定し、日本史A・日本史Bからいずれかを履修することとし、全生徒が日本史を学ぶ環境を作るという。新科目は、都教育委員会が新たに教科書を作成し、江戸時代から現代までの東京が歩んだ歴史を学習する。現在、文部科学省の学習指導要領では高校社会科の「地理歴史」で必修なのは世界史のみ。都教育委員会の調査では、09年度に全日制都立高175高で日本史を独自に必修化していたのは83校(47%)。横浜市・神奈川県では既に実施している。